自転車と帆船

風の強い日に、自転車で一宮市の浅井山公園まで行ってきた。行きは向かい風で、帰りは追い風。
一宮市はずいぶん立派な神社が多いなあと。社叢っていうんだっけ、神社の森が立派で、神社まで向かう参籠?、入り口となる小さな道までついている神社が多い。
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行きは向かい風で帰りは追い風、という話で思い出した。
愛知県の北西部地方は、伊吹おろしの強いところで、大体、一年間を通じて、北西、西風、西南西ぐらいの風が吹く。特に、午後はこの風が吹かないことが珍しいくらい。
昔、木曽川を船で行き来していたときは、上流から下流へは、川の流れに沿って下って、帰りは帆を上げて、西風を受けて上流に向かったそう。
朝方に、上流から下流に向かう船が出て、西風/北西風の出てくる午後に、下流から上流に船が戻ってきたのかなあ。
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自転車も帰りの追い風で乗っているときは、帆船に乗っているかのようだった。ほんの少し漕ぐだけで、自転車が風に煽られてすべるように進む。
楽しい。

山中の池

oh-boraike,Inuyama-shi(大洞池犬山市)


oh-boraike,Inuyama-shi


oh-boraike,Inuyama-shi



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東海自然歩道の一部を歩いてきた。名鉄犬山遊園駅から寂光院を通って、継鹿尾山頂上、さらに下って、大洞池、善師野駅へ至るルート。
写真は途中の大洞池。
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山中にある大きな池は不思議な感じがする。
何かしらの民話や神話、言い伝え、そんなものがありそうな雰囲気。
思うに、周囲の雑然とした雑木林の中にぽっこり、きれいな池が出現するので、周りの雑然さと比べて、池が特別に感じられるのではないかと。
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水が澄んでいて、青くはなかったがきれいな緑色だった。
写真のウソが若干混じっているけれど、おおむね写真のような感じのきれいなところでした。

カレー風味のソース焼きそば

最近の思いつきで成功したメニュー。
カレー風味のソース焼きそば
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(1) 市販のソースつき焼きそばを買ってくる。まずフライパンに多めに油をしいて、麺を焼く。部分的に、焦げ目がつくくらい。
(2) 麺を脇の皿に取り置いて、具材をカレー風味に炒める。塩こしょうを振って炒め、最後にカレー粉を振りかけ、ちょっとだけしょうゆを垂らす。
(3) 炒め終わった具材を脇に寄せ、フライパンの真ん中をあけて、麺を戻し、付属のソースをかける。
(4) 麺と具材を混ぜ合わせて完成。
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いわゆる下世話な味で、お酒を飲む人ならば、ビールに合う、とか言われるかも。
なんとなく懐かしい感じがして、適度に中毒になるようなおいしさ。
一回作ったら、続けて何度か作りたくなる。

岐阜県各務原市愛宕山

Hillside of Atago-yama,Kakamigahara-shi


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Hillside of Atago-yama,Kakamigahara-shi


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八木山、双子山、愛宕山という小さな山に登ってきた。
それぞれ300mほどの山で、連続して、上って降りてを繰り返した後に、山裾をずっとたどって、最初の登り口まで帰ってこれる。
全部で三時間ほど? まあミニ登山、ミニ縦走。
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愛宕山からの眺めがいちばん良かった。
写真は、愛宕山の山頂と山腹から眺めた苧ヶ瀬池付近。
いずれも、ごつごつした岩場をあちこちに移動しながら撮ったもの。勇気のある人は、さらに眺望の良い場所をみつけられるかも。
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思いの外、しゃっきりとした風景の写真が撮れた。
露出を暗めにしてRAWで撮影。8ビットのtiff画像に変換した後に、画像編集ソフトで白と黒のレイヤを三枚追加。
最後に、tiff画像からjpegに変換と。
けっこうな手間。
ぼんやりと作業していたら、どの画像を編集して、どの画像が未編集なのか、わからなくなってしまった。
ありがちな失敗だ。

ユリノキのなぞ

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最近、木の名前をあれこれ覚えながら散歩している。双眼鏡で、若葉と雄花を確認しながら、木の肌なんかを組み合わせてみていくと、大きな木は大体、名前が分かる。
ただ、どうしても、名前の分からない木があって、それがこれ。
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あれこれ総当たりで調べてみると、どうもモクレン科のユリノキ、別名ハンテンボクにいちばん似ている。
葉っぱが特徴的な半袖型で、雄花の枯れた後の形も似ている。木肌も、深い縦溝のある肌で、樹形も背の高い三角型で合っている。
たぶん、ユリノキじゃないのかなあ、と思うのだけど、まだ問題が。
ユリノキ、Google画像検索
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このユリノキは北アメリカ原産だそうで、日本には明治時代以降に導入されたものらしい。
ところが、このユリノキらしき木が生えているところは、最近、雑木林を切り開いて作られた散歩道の脇で、以前は、雑木林のど真ん中だったところ。
こんな愛知県の外れの田舎に、わざわざ北アメリカ原産の木を植える人がいるか? 
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ユリノキ - Wikipedia
アメリカ中部原産。日本には、明治時代初期に渡来した。生長が速く、街路樹・庭木・公園樹・蜜源植物として利用される。重要な蜜源植物で、良質の蜂蜜が得られる。

ウィキペディアの記述からすると、ありそうなのは、このへんに住んでいる誰かが養蜂をやろうと試みて、木を植えた、という可能性かなあ。
近くに人家もなければ、公園もない。街路樹も何も道すら最近まで通っていなかったところ。
近隣で養蜂家をやっている人は誰もいないし、聞いたこともないのだけど。
うーん、どういう歴史があるのか。

川沿いの公園で、コムクドリ

ムクドリの渡りを見た。木曽川の河川敷沿いの扶桑緑地公園にて。親切なバードウォッチャーの人に、あれがコムクドリで、渡りの最中、と教えてもらった。
ムクドリと名前がついている割りには、ムクドリと似ていない感じがする。
自分が見たやつは、頭がきれいなクリーム色で、首に茶色の帯があって、体は灰色。羽に白いラインが一本入っていた。
ぱっと見た印象は、なかなかしゃれた鳥だなー、と。
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http://www.yachoo.org/Book/Show/661/komukudori/
コムクドリ - Wikipedia

千島列島、サハリン南部、日本で繁殖し、冬季はフィリピン、ボルネオ島北部等に渡り越冬する。
日本では夏鳥として北海道、本州北部で繁殖するが、渡りの時期は本州中部以南の地域でも見られる。
……
繁殖期にはつがいで生活するが、渡りの時は群れを作る。秋の渡りの方が群れは大きい。少数の群れの時は、ムクドリの群れに混じっていることがよくある。

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千島列島やサハリン南部、という、うんと北の寒い地域に住んでいて、冬は逆に、フィリピンやボルネオまで移動するのね。
そういうすごい距離を移動する途中で、愛知県の公園の木に止まって休んでいる、と考えると、いっそう感慨深い。

各務原市、三井山

Quercus serrata Murray


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今の時期は若葉がきれいだね。
双眼鏡で若葉と花、実を確認すると、木の種類を確認しやすい、ということに気がついた。葉っぱと花、実のそろう今の時期は、木の名前を覚えるのによい時期なのかも。
写真は、各務原市の三井山。山腹の、コナラの多い雑木林で撮った写真。
百メートルほどの高さしかない山ながら、ちゃんと登山口の案内もあり、山頂からの眺めも良い。
Mi-i-yama(三井山),Kakamigahara
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コナラのひょろっとした若木を下から取った変な写真。
Quercus serrata Murray