ユリノキのなぞ

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最近、木の名前をあれこれ覚えながら散歩している。双眼鏡で、若葉と雄花を確認しながら、木の肌なんかを組み合わせてみていくと、大きな木は大体、名前が分かる。
ただ、どうしても、名前の分からない木があって、それがこれ。
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あれこれ総当たりで調べてみると、どうもモクレン科のユリノキ、別名ハンテンボクにいちばん似ている。
葉っぱが特徴的な半袖型で、雄花の枯れた後の形も似ている。木肌も、深い縦溝のある肌で、樹形も背の高い三角型で合っている。
たぶん、ユリノキじゃないのかなあ、と思うのだけど、まだ問題が。
ユリノキ、Google画像検索
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このユリノキは北アメリカ原産だそうで、日本には明治時代以降に導入されたものらしい。
ところが、このユリノキらしき木が生えているところは、最近、雑木林を切り開いて作られた散歩道の脇で、以前は、雑木林のど真ん中だったところ。
こんな愛知県の外れの田舎に、わざわざ北アメリカ原産の木を植える人がいるか? 
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ユリノキ - Wikipedia
アメリカ中部原産。日本には、明治時代初期に渡来した。生長が速く、街路樹・庭木・公園樹・蜜源植物として利用される。重要な蜜源植物で、良質の蜂蜜が得られる。

ウィキペディアの記述からすると、ありそうなのは、このへんに住んでいる誰かが養蜂をやろうと試みて、木を植えた、という可能性かなあ。
近くに人家もなければ、公園もない。街路樹も何も道すら最近まで通っていなかったところ。
近隣で養蜂家をやっている人は誰もいないし、聞いたこともないのだけど。
うーん、どういう歴史があるのか。