自転車と帆船

風の強い日に、自転車で一宮市の浅井山公園まで行ってきた。行きは向かい風で、帰りは追い風。
一宮市はずいぶん立派な神社が多いなあと。社叢っていうんだっけ、神社の森が立派で、神社まで向かう参籠?、入り口となる小さな道までついている神社が多い。
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行きは向かい風で帰りは追い風、という話で思い出した。
愛知県の北西部地方は、伊吹おろしの強いところで、大体、一年間を通じて、北西、西風、西南西ぐらいの風が吹く。特に、午後はこの風が吹かないことが珍しいくらい。
昔、木曽川を船で行き来していたときは、上流から下流へは、川の流れに沿って下って、帰りは帆を上げて、西風を受けて上流に向かったそう。
朝方に、上流から下流に向かう船が出て、西風/北西風の出てくる午後に、下流から上流に船が戻ってきたのかなあ。
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自転車も帰りの追い風で乗っているときは、帆船に乗っているかのようだった。ほんの少し漕ぐだけで、自転車が風に煽られてすべるように進む。
楽しい。