木曽川の変化

自転車で尾濃大橋まで行ってきた。木曽川沿いに進んで、一宮市の玉ノ井付近まで。記念に橋を渡って、対岸の岐阜県羽島市の看板を見てきた。
家から往復で二時間半ほどの距離。平日の、仕事が終わった後にふいっと出かけられる距離としては限界に近い。
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一宮市から旧尾西市付近の木曽川の雰囲気が好きだなあと。
木曽川も、場所によってかなり雰囲気が異なる。
犬山より上流は、幅が狭く、山と山の間を岩を削りながら流れるような荒々しい印象。巨岩が脇にごろごろ落ちている。
犬山頭首工から先、扶桑、江南のあたりは、川幅が広がって、脇には幅広く川原が沿うようになる。ラグビーボールぐらいの大きさの、中大型サイズの石がごろごろ。
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このへんの木曽川の風景が、自分にとっていちばん見慣れたもの。
川幅はかなり広く、流れは速く、岸辺は、ごろごろした石の川原がどこまで続いていて、ところどころがコンクリートで固められているか、護岸ブロックが密集している、みたいな。
家から歩いていける距離にある、木曽川の岸辺は大体、こんな感じだった。
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ところが、これよりさらに下流へ行くと印象が変わる。
まず緑が濃い。川の流れがすごくゆっくりになって、岸辺のぎりぎりまで森が続いている。
ごろごろの石の川原はなくて、川の中州にまで立派な森ができている。
川はゆるやかに蛇行したり、二手に分かれたりして変化に富む。流れが緩やかなので、護岸ブロックで岸を固めることもない。
川の色は淀んだような緑色で、日にもよるけれど、野鳥の数もずっと多いようだ。
一口に言えば、ずっと自然環境が良く、人と川が身近に暮らしている感じがして、うらやましい。