ドライブとサイクリング

長くペーパードライバーだったのを卒業した。
意外とすんなり自動車の運転に慣れたのが幸い。
最初はどちらがブレーキで、どちらがアクセルなのかを教えてもらうところから再開。
交差点は平気だったけれど、カーブを曲がるのが苦手で、車と一緒に体を傾けてしまう。
駐車場に車を入れるのも、苦手意識はないのだけど、何度か切り返しながらやっと駐車、という感じ。
・・・・・
自動車の運転を始めると、自転車に乗るのがかったるく感じられるんじゃないのかなあ、と心配していたけれど、そういうことはなかった。
自転車と自動車は別物だね。
自動車は目的地と自宅を点と点でつなぐような感じがするけれど、自転車はその間をつないでいる道の印象が濃密。
坂道があり、追い風、向かい風があって、いくつも交差点を越え、と。
自転車に乗っているときは、いつも小旅行をしているような気分になる。そのへんが自転車のいいところかも。
・・・・・
比べると、車は、圧倒的な自由とパワーを誇る。原理的には、この車に乗って、陸伝いにどこまでも動いていける。自転車のように疲労することもなしに。
目的地まで到達する圧倒的な速さ、圧倒的な快適さ。
そういうのは自転車と比べるのもばかばかしいほど。