歯車とワイヤ

自転車を分解してみて驚いたのは、自転車を動かしたり、制御したりしている原理って、ワイヤと歯車、あとはチェーンだけなのね。
機械を分解したことがなかったので、新鮮な驚きだった。
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外装変速機の仕組み、というのは、ブレーキの仕組みと同じで、ワイヤをどれだけ引っ張るか、という話なのね。
ブレーキの場合は、ブレーキレバーに結びつけられたワイヤの先に、キャリパーブレーキの一端が結びついている。レバーを引っ張る事に、キャリパーブレーキが閉じて、ブレーキシューをタイヤのリムに押しつけて、車輪を止める。
外装変速機も、同じく、ワイヤで手元の変速シフターとリヤのディレイラーが結びつけられて、手元を変化させるたびに、シフターと、外装変速機の間のワイヤの長さが一定量、巻き取られたり、のばされたりする。そうすると、リヤに固定された、外装変速機は、ワイヤの量に応じて、空間のある位置に止まるようになり、その位置ごとに、異なる大きさの後輪のスプロケットのギアと接する、と。