選挙の朝

民主主義の弱点は、為政者は失敗をしたら交代させられるけれど、有権者は交代させられることがない。有権者をチェックする有権者はいない、ということなのかも。
それでも、有権者は自分たちの下した判断の結果について、その成果/不成果を身をもって体験することによって、ある種のチェックを受ける、そして賢くなる、のかも。
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有権者にとって、必要なのは、自分たちの下した判断によって、実際に、政治を変え、世の中を変えられる、という手応えなんじゃないのかなあと思う。
革命を経験している国の場合、革命によって、封建勢力をひっくり返した、外国の支配から抜け出した、という原体験をもっているので、有権者が自分たちによって、政治を変えられるのだ、という手応えをしっかり抱いているのかもしれない。
今の日本に必要なのは、あれこれ政権をひっくり返したり、なんだかんだとしているうちに、有権者が実際に政権を変えられる、世の中の仕組みを変えられる、という手応えを感じることじゃないのかなと思う。