地球外生命はどんな姿をしているのか

The face of first contact: What aliens look like | New Scientist
The face of first contact: What aliens look like 、という記事。このfaceはどう訳したらいいんだろう? ま、それはいいとして、すごくおもしろい記事だった。こういう記事を読むために、英文のサイトを日々漁っているようなもの。
記事の内容は、地球外生命体がいるとすれば、それはどんな顔をしているか、どんな生物なのかを、生物学と宇宙物理学の知識を使って推測したもの。

 触角のあるモンスター、青白いほっそりとしたヒューマノイド、チラチラ光る、エネルギー生命体...異星人がどういう姿をしているように見えるか、という問題になると、私たちは想像力を自在に遊ばせる。
地球外についての科学的な分析は現在進行中で、その初となるデータはまだ届いていない。したがって、初めて地球外生命と顔をつきあわせたとき、私たちがどんな姿と対面することになるか、誰も知らない。


 確かな証拠が欠けているにもかかわらず、宇宙物理学と地球上の物理学の組み合わせによって、地球外生命がどんなものなのか、ヒントを提供することができる。
大胆な科学者たちは、遠くの世界に住んでいる異星人の性質について、知識に基づいて推測してみさえする。

冒頭。
前半は、太陽系で出会えるかもしれない生命について。後半は、宇宙であえるかもしれない生命について。

 宇宙生物学者の Dirk Schulze-Makuch(Pullmanのワシントン州立大学)は、エウロパの海底の火山噴出口が大量の微生物を養えるだけのエネルギーを供給できる、と計算しました。それらの微生物は、今度は、捕食者のピラミッドを支えることができます。
エウロパの海の頂点に立つ捕食者は、地球の巨大なホオジロザメと同じく、恐るべき生物に違いありません。その重量は、というと、えー大体1gくらい。
エウロパはエビくらいの大きさの生物を保持できます」。そう彼は言います。それ以上の大きさの捕食者の集団を養えるほど多くの被捕食者はいないでしょうと。

木星の衛星、エウロパの氷の海の下の火山噴出口で、生態系が生まれているかも、と。
あと、金星の硫酸の小滴の雲の中の微生物の話。また、土星の衛星のタイタン、メタンの海の非常にゆっくり動く、巨大な石ぐらいの大きさの単細胞生物の話など、非常におもしろい話が続く。