マニュアル露出の実際


物陰のツツジ
D40 + ai nikkor 28mm f2.8s

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D40でマニュアル撮影する場合、いちいち計算しているわけではない。絞りがF8で1/60、ISO感度が400なので「6+6-1=11」なんていちいち計算しなければいけないのはわずらわしい。
実際はどうやるかというと、その日、いちばん最初に撮るときだけきちんと計算して、後は、適当に、1段足したり、引いたりしながら撮っていく。
暗い日陰だな、と思えば、1段上げる。直射日光がきついと思えば、一段下げる。撮った後は、カメラの背面の液晶のヒストグラムを確認して、露出がおかしければ修正する。そうやって、上げたり下げたりしながら適当に撮ってもけっこういける。
さらに、RAWで撮っていれば、暗い方に転ぶ分には、現像時に光を足せるので問題ない。
デジタルカメラでマニュアル撮影する場合、ヒストグラムで露出を確認できることと、フィルムの枚数制限がないこと、さらにRAWで撮って現像時に露出をいじれることが大きい。この3つがあるおかげで、マニュアル露出がかなり楽になる。