マニュアル露出とISO感度


河原のヘビイチゴ
D40 + ai nikkor 28mm f2.8s

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前回、部屋の中では、露出が「6」か「7」のぐらいの組み合わせになるように、撮らなければいけない、と書いた。実際のところ、露出を「6」に合わせるとなると、もう組み合わせが限られてくる。
上の写真で使った、開放がF2.8のレンズの場合、レンズの開放に合わせたとしても、もう「3」使ってしまっているわけで、この絞りに組み合わせるシャッタースピードは1/8秒しかない。これで「3+3=6」になる。1/8秒は超スローシャッターなので、室内で撮るときは、必ず三脚を立てて撮らなければいけない、というわけではなく、デジタルカメラの場合、ISO感度を上げる、という方法がある。
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ISO感度は、D40の場合、200から始まって、200、400、800、1600、と増えていく。このISO感度も、絞りなんかと同じく、一段、増感するごとに、2倍、光に反応しやすくなる。
絞りがF2.8、シャッターが1/8秒、ISO感度が200では、「3+3-0=6」。これでは苦しい。なので、絞りF2.8、シャッターが1/30秒、ISO感度を800にする。これで、「3+5-2=6」。1/30秒はぶれやすいけれど、体を固定して撮れば、なんとか撮れる。
実際のマニュアル露出は、よさそうな絞りとシャッタースピードを決め、それでも光が足りなければ、ISO感度増感する、というやり方で決めていく。