マニュアル露出の決め方


橋の上ですれ違う
ai nikkor 28mm f2.8 + D40
絞りf16、1/100秒のシャッター、ISOが200だったと思う。
2008/5/4撮影

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絞りも、シャッタースピードも、どちらも一段変えるごとに、光量が1/2ずつ変化するよう調整されている。なので、下のような早見表を使うと、カメラに入ってくる光の量をマニュアルでコントロールすることができる。
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この早見表の見方を説明する。
いちばん上の灰色になっている行が絞りの大きさ、いちばん左の灰色の列がシャッタースピードを表す。それぞれの行/列の隣にある、赤色の数字は、明るさの指標のようなもので、数字が小さければ小さいほど明るい。
縦軸に絞りの数字を選び、横軸にシャッタースピードを選ぶと、その交点ができる。
たとえば、絞りが5.6でシャッタースピードが1/250の場合。5.6から縦に下がり、1/250から横へたどると13という数字が書かれたところでぶつかる。
この13という数字は、単純に、絞り5.6に割り当てられたポイント5と、1/250に割り当てられたポイント8を足し合わせたものだ。5+8=13。
露出の明るい/暗いは、絞りの大きさとシャッタースピードで決まる。この早見表の交点にある数字は、ある絞りとあるシャッタースピードを選んだときの、露出の明るさを示す。
絞りが11で、シャッタースピードが1/125秒ならば、その露出の明るさは、14。絞りを一段大きくして、F8と1/125秒ならば、明るさは13。絞りもシャッターも、一段、大きくするごとに光量が2倍になるので、14の明るさと13の明るさを比べると、13の方が二倍、光量が多いことになる。
次回。