雲の形



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ちょうど梅雨が明けてすぐ、くらいのときに飛行機に乗る機会があった。
このときの飛行機の中から眺めた空がきれいでびっくりした。
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上空になればなるほど、藍色に近くなり、水平線付近は、逆に薄くて輝くような空色。
もこもことした地上付近の積雲と、それよりもずっと高度の高い巻雲がくっきりと分かれていて、飛行機は、その間を飛ぶ。
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着陸と離陸の時に、ごく間近から見る雲も興味深かった。
地上から見ると、意識しないけれど、曇って言うのは、奥行きもある、三次元的の物体なのね。もこもこと盛り上がるような、何というか、真っ白な異形の茸みたいな、積乱雲をいっぱい見た。
ぼんやりと、こういう雲の造形を支配している、自然の法則はどんなものなのかなあ、とか思った。