オランダ、選挙が終わって、連立政権作りが始まる

Dutch government talks start after narrow win - Reuters
オランダの選挙だそうで。
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今まではChristian Democratsと労働党が連立政権を組んでいた。しかし、アフガニスタンに派遣しているオランダ軍を延長するかどうかで意見が分かれて連立を解消する。
総選挙の結果、Christian Democratsは、150の議席のうち41議席だったのが、21議席に半減してしまった。党首は辞任と。
選挙の結果は、 Liberalsと労働党が競っている。 Liberalsは中道右派という感じなのかな。そこが第一議席と。
選挙中の話題は、ギリシャの財政危機でユーロ圏の安定性が脅かされて、緊縮型の政策を組むかどうか、というのが主要な話題だったよう。
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反移民を掲げる、Freedom Partyは議席を倍近くに増やして、24議席を得た。第三党だそう。
Wilders党首の言葉、"More security, less crime, less immigration, less Islam -- that is what the Netherlands has chosen," (もっと治安を、犯罪を少なく、移民も少なく、イスラムも少なく、それこそがオランダ国民が選んだものだ)
かなり危ない右派の人っぽい。
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Liberalsはかなり厳しい、390億ユーロの支出削減を訴えた。
労働党は、第二党に。Liberalsとの連合政権はあり得るけれど、Liberalsの譲歩が必要だと。
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オランダは多党制なんだねえ。日本と似ているかも。アフガニスタン派兵でもめて、政権が崩壊するところとか。
やっぱりある程度、裕福になった国というのは、国民の間の主張の隔たりが二つぐらいの立場に収束する、というものではないのかも。
豊かになったぶん、より問題が微妙になって、人によって、何を問題として、何を解決と考えるのかが分かれていって、二大政党に収斂しにくい。
そんなことを思った。
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あ、後で気がついた。ロイターの記事なら、わざわざ内容を要約しなくても、後で日本語になるよね。
まあ自分用のメモということで。