コネとかツテとかを取り払った世界

百舌とヒヨドリ
こちらの追記。
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クリエイターの人たちのためのポータルサイトとしては、こんなのもあるんだね。
CREATORS BANK〈クリエイターズバンク〉
絵の量り売りサイト、Art-Meterとよく似ていると思ったら、こちらで自己紹介して、Art-Meterで実際に絵を販売する、という人もいるみたいだね。
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要するに、これらのサイトは、以前の世界にあった、コネとかツテとかを一切取り払った世界なのだと思う。
画廊とか、業界人とか、公募展の審査委員とか、あれやこれや。
限られたスポットライトの当たる舞台があって、それを何らかの形で管理している人たち。そういった、間に入る人がいなくなって、消費者(もしくは発注者)と創作者が直接、結びつく世界。
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ニコニコ動画youtubeなんかも同じ。音楽を作る人がいて、webサイトがあって、音楽を楽しむ人がいる。それだけで終わり。
中間が取り払われて、ものすごく流通がコンパクトになった。
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webやインターネットによって、市場の構造がものすごく効率化された、という事だと思う。それによって、作り手側も、受け手側も変容を迫られている。
こういう変化には、もちろんよい面があるけれど、それだけじゃないかも、と思う。
結局、以前の産業の構造、というのは、消費者と制作者をつなぐ、中間の経路をコントロールすることによって、ある意味、人為的に、制作物の価格を高めに誘導していたわけで。
そういった人為的な供給制限がなくなってしまうと、どうなるか?
作品にマーケットのメカニズムがじかに働いて、需要と供給が釣り合うところまで価格は押し下げられてしまう。たぶん、需要の大きさと、制作の容易さを天秤にかけて、作り手側の生活が成り立つ、ぎりぎりの水準まで作品の価格が安くなる。
そういう世界が、物を作る人にとって、幸せな世界になるのだろうか。
現時点では、よくわからない。
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読み返して、自分の文章ながらへたくそだな、と。
なんで、こんなに生硬な文章を書くようになってしまったのかなあ。