朝日新聞の理想

なんとなくこの間の選挙報道と社説によって、逆に、朝日新聞が日本をどういう国にしたいのかわかった気がする。
要するに、アジア諸国と手を取って、ヨーロッパ諸国のような関係を築きたい。内政面も、ヨーロッパを見習って、高福祉高負担の国になりたい、ということなのね。
まー、それならそれで話はわかる。賛成はしないけれど。
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今まで、朝日新聞は政府にせよ、ほかの誰かにせよ、何かをけなしてばかり、という印象だった。それも、こういう立場を理想としていたとするならば、それもわかる。国内的にはマイノリティもいいところだろうし、政府や民間のやることほぼすべてにケチをつけるのも当然か。
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でもねー、高福祉高負担の話にせよ、東アジア共同体の話にせよ、夢物語だと思うよ。一般の国民の中に、そういうものを実現したいとする潮流が全くないじゃない。普通の人々が考えていることと、遊離しているにもほどがある。
やっぱり、朝日新聞、という一つの知的サークルの中だけで生まれた結論だと思うよ。