中村屋のボース

中村屋のボース―インド独立運動と近代日本のアジア主義

中村屋のボース―インド独立運動と近代日本のアジア主義

途中まで読んだ。このまま放置しそう。すごくおもしろい本だと思う。
読んでいるうちに思ったり、感じたり、考えたりすることが多すぎて、なかなか読み通せない。
なんというか生々しい本だ。中島岳志さんの執筆動機、というか、政治意識みたいなものも、伏せられてはいるけれど、けっこうびりびり感じられる。
もうちょっとふさわしい時期に再読。
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追記。要するに。
この本の中で、日本とイギリスの関係が出てくるけれど、これは現代では、そのまま日本とアメリカの関係に形を変えて存在している。一方で、日本と中国、インドとの関係も、昔とは形を変えながらあって、それぞれに複雑な問題がある。
その先は、日本の国家方針、要するに、対米一辺倒をやめて、アジアの国との関係を重視せよ、みたいな話になる。もちろん、本の中で、中島岳志さんがそう言っているわけではない。
ただし、そういう方向に話が傾いていきそうな雰囲気があって、そうなると、すごくあれこれ考えながら読むことになりそうだと。
まー、ちょっと体力のいる読書になりそうで、また今度、ということ。