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レニ・リーフェンシュタールによる、アフリカ・スーダンの民族、「ヌバ」についてのフォトエッセイを読んだ。フォトエッセイというのは違うか、文庫版になった写真集。
1960年代に撮られた写真と旅行記なのに、すごく遠い国、遠い時代の話に思える。
ヌバっていうのは、こういう人たち。nuba、現在のヌバの人の写真がflickrのnubaタグにあった。
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アフリカで、文明から隔絶した暮らしをしているのに、筋骨隆々で、まるで黒人モデルのよう。体中に瘢痕を入れていて、生活の中心がレスリングで、食べ物がほとんどトウモロコシの粥だという。
すごいね。なんというか、文化と生活の独特さと、洗練された美意識に圧倒される。
突飛な連想だけど、徳川時代の日本も、こういうふうに閉ざされた国で、独自の美意識をはぐくんでいたんだろうなあ、と思った。近代以前は、日本だけじゃなく、世界中の国と地域がそれぞればらばらに存在していて、おのおのの文化を洗練させていったんだろうなあと。
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あと、作者のレニ・リーフェンシュタールが百歳以上まで生きていたのにびっくり。この人もまた、すごく規格外の生涯を送っているね。