最近読んだ本。手間を省くために、書影なんかも載せない。
濱田庄司の自伝、「窯にまかせて」。おもしろかった。益子に始めて住んだときは、濱田庄司とつきあうと、ろくろが下手になる、壺の形がゆがむと噂されたとか。へえ。濱田さんはすごくよく整理されていて、合理的な人。
イザベラ・バードによる、ロッキー山脈の旅行記。今から百年以上前のアメリカの話。これもおもしろかった。ロッキー山脈の日の出を見て、同伴の荒くれ者が思わず帽子をぬいで、「俺は神が世界に存在することを信じるよ」なんて言う場面がよかった。
蜂須賀正氏の「南の探検」、フィリピンのミンダナオ探検。昔は珍しい野鳥を片っ端から鉄砲で撃って、それを剥製にすることが学術的な研究だったんだなーと。
など。