切り出し(1)


スズメノヤリ
D40 + ai nikkor 28mm f2.8s


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上の写真の大きさは、800×535ピクセル。これぐらいの大きさならば、けっこう大胆に切り出しても粗がわかりにくい。解像感も問題ないし、ノイズもでていない。
個別「スズメノヤリ、元画像」の写真、画像 - Al2O3
元となった写真を600×398ピクセルjpegに現像。違いはあまり感じられないと思う。
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きちんとピントが合っていて、対象に満遍なく光が当たっていれば、ピクセル等倍に近くなるまで切り出しが可能なんじゃないかと。いろいろ試してみた結果、そういう結論に達した。
ただし、厳密にピントのあった写真っていうのはけっこう少ない。RAW画像からwebに載せる程度の大きさに縮小すると普通に見える写真でも、ピクセル等倍で見ると、実は、ピントが合っていない、ということはよくある。
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光の当たり方の問題もある。光が十分にあって、かつ満遍なく対象に光が当たっていないと、大胆な切り出しはできない。光がじゅうぶんにないところで撮影した写真は、ピクセル等倍で見ると、ノイズがでてしまう。または、きちんとピントが合っていても、妙に立体感にかける描写になってしまう。
たぶん、同じ理由で、遠景を撮った風景写真は切り出しができない。細部に十分な光が行き渡っていないために、風景を撮った写真を等倍で見ると、ピントが合っていても、ぼんやりとした印象になる。