電気自動車

日産・NECグループ,自動車向けLiイオン2次電池の生産計画を発表《訂正あり》 | 日経 xTECH(クロステック)
気になるのはこの部分。

AESC社長の大塚政彦氏は記者からの質問に答え,「比率についてはいえないが,色々なお客さんはいる」として外販の可能性があることを示した。実際,米国のProject Better Place社がデンマークイスラエルで計画中の電気自動車のインフラをつくるプロジェクトに対しては供給することを明らかにしている。

AESCは、日産(7201)とNEC6701)とNECトーキン6759)の合弁会社

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http://ruca-wanko.blogspot.com/2008/04/ev.html
http://wiredvision.jp/news/200804/2008041722.html
プロジェクトベタープレイス社について。個人が自動車を所有して、燃料がなくなったら、ガソリンスタンドに出かけて燃料を入れる、という現行のシステムを大幅に置き換えるかもしれない。
充電ステーションとバッテリー交換ステーションを準備して、携帯電話のように、電気自動車をリース販売するビジネスモデル。
現在のカーシェアリングなんかに近い発想に思える。自動車を所有する喜びを切り捨てて、もっと公共の交通機関よりに、ただの移動手段としての車に切り替わる。
受け入れられるだろうか。もしこの制度が一般的になったら、車のあり方はずいぶん変わりそう。

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http://wiredvision.jp/news/200803/2008030521.html
そのベタープレイス社がルノー日産と組んで、共同事業を始めると。

Project Better Place社によると、同社がイスラエル国内全域に50万カ所の充電ステーションを設置する予定で、Renault社は現在、自動交換施設で取替え可能なバッテリーパックの開発に取り組んでいるという

そのバッテリーパックがひょっとしたら、AESC社が供給するリチウムイオン電池、ということになるのかな。


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http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20080205/146422/
プロジェクトベタープレイス社の電気自動車計画が進んでいるイスラエルの事例。

イスラエル政府は、ガソリン車から電気自動車への移行が国の経済面においても安全保障面においても極めて重要だと考えている。環境に優しい自動車の購入を促すため、政府はガソリン車の売り上げ税を最大60%に引き上げたばかりで、国内の道路からガソリン車を排除するため、中古のガソリン車を買い取るという公約まで掲げている。
イスラエルは石油から太陽エネルギーへ転換すべきだ」。ペレス大統領はこう言う。「いつの世も石油は様々な問題を引き起こしてきた。石油は最大の公害源であり、テロの種でもある。我々は石油を捨てるべきだ」。

イスラエルの覚悟はすごいな。半分夢物語のような計画を立てたベタープレイス社と、代替燃料に乗り遅れていたルノー日産、脱石油をもくろむイスラエル、の三者の思惑が一致したのか。