フィルムカメラとデジタルカメラ

デジカメ写真の画質の不満なところ - エキサイトニュース

「デジタル写真が硬く均一に見えるのは、画像を構成する四角いピクセル(画素)が均一に並んでいるから」とソニー。いわれてみればその通り。銀塩写真は必ずしも均一ではない銀の粒の集まりなのに対し、デジタルはイメージセンサーに整然と並ぶ四角い画素で被写体の色情報を読み取る仕組みだ。

また、多くのイメージセンサーは、3色のカラーフィルターを通して擬似的な色情報を読み取っているため、必ずしも被写体に忠実な色になるとは限らないともいう。


おもしろい記事。
これはありえそう。デジタル写真は、ぱっきん、かっちり、しゃっきりとシャープに物を描写すると思う。あと、たぶん、フィルムカメラに比べて、色合いの表現がいくぶん単純化されている、色が飽和しやすい、というのも心当たりがある。
まあ自分は廉価機種を使っているので、色の飽和は余計、実感しやすいところでもある。


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ちょっと前に注目のブックマークに上がっていた、この方の写真がフィルムカメラっぽい質感をしていると思う。
http://d.hatena.ne.jp/bad/20090508#p1
特に、こちらとかこの写真とか
独特の柔らかさがあって、その場所の空気を伝えてくれるような感じがする。
なんというか、画面全体が透き通るような気持ちよさがあるなーと。この感じを言葉にするのは難しいのだけど、ずっと昔から知っていたような感じ、すごく親しみやすい感じがする。


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一方、デジタルカメラ
手近にある自分の写真、個別「[風景][街]犬山の古い町並み」の写真、画像 - Al2O3を例にとる。
個人的に、よく撮れている写真だと思うけれど、描写がものすごくデジタルカメラっぽい。建物が異様なくらいぱっきりしているのと、大気が全部どこかに抜けちゃったんじゃないかと思うくらい、画面全体の解像感がある。
まー、これはカメラの機種によって違うのかもしれないけれど、よく撮れていればいるほど、現実の精巧な模型品を写したような感じになることがある。


なんだろうね。これは。デジタルカメラの味なんだろうけど。
人間の目で実際に見たときの見えている感じと、デジタルカメラの描写が異なるせいかもしれない。たぶん、フィルムカメラの方が、人間の目で見たときの感じに近い。